事業活動について

『和魂洋才』と『温故知新』の2つをテーマに顧客価値の創造を。

当社はおしぼりというサービスを、本来のお手拭きというツールにとどめるのではなく、接客時のCSツール、リラクゼーションもしくはヒーリングツールと捉えて顧客価値の創造を図ってまいりました。おしぼりを伝統から革新へ。当社は、日本文化に洋のエッセンスを取り入れる「和魂洋才」と、古きを訪ね新しきを知る「温故知新」の2つをテーマにして、おしぼり事業の革新に取組んでまいりました。

おしぼりの五感を再定義

一般消費者を対象として、主に飲食店で提供されるおしぼりについてアンケート調査をしたところ、決してエンドユーザーはおしぼり自体を敬遠しているのでは無い事が分りました。やはり、飲食店等のファーストコンタクトで、最初におしぼりが提供されると温かい、気持ち良い等の声が挙がってまいります。また、近頃温かみのある布おしぼりが提供されなくて、少し寂しい思いがするといった女性の声も挙がっております。しかし、一方で衛生基準に従った洗浄による消毒臭に対する不快感や、タオル地の不満足感、視覚的な物足りなさといった声も挙がっております。一般におしぼりレンタル事業としての直接のお客様は外食産業を中心とした店舗になりますが、エンドユーザーからの声をつぶさに拾い上げて当社独自のおしぼり事業の革新を図ってまいりました。

アロマおしぼりの開発

天然由来のおしぼり用アロマ芳香剤「LARME(ラルム)」

天然由来のおしぼり用アロマ芳香剤「LARME(ラルム)」

おしぼりは、厚生労働省の衛生基準に従った洗浄・殺菌消毒による消毒臭の他にも、生産から出荷、納品、エンドユーザーへの提供までのタイムラグにより、在庫保管具合によっては異臭を放ってしまう場合もありえます。そこでエンドユーザーへ上質な香りのおしぼりを提供する為に、医療系香料メーカーとのアライアンスにより、業務用おしぼり温蔵庫専用の天然アロマ芳香剤「LARME(ラルム)」(http://www.larme.biz)を企画開発いたしました。当社としては、まさにお客様の視点に立って企画開発を行なった商品となります。また、開発にあたっては石原慎太郎東京都知事より東京都経営革新計画の認定を受ける事ができました。おしぼりレンタルは残留塩素濃度という保健所の検査の関係から、洗濯洗浄中に香り付けをする事が出来ないのですが、この商品では店舗毎や時には家庭でも、おしぼり温蔵庫があればセットするだけで天然アロマの香りをおしぼりに付ける事が出来ます。また、香りもペパーミント、ヒノキ、グレープフルーツ、ベルガモット、ユーカリ、シトラール、リナリルアセテート、ローズマリーと計8種類あります。季節や店舗イメージ、業態等により香りを使い分ける事が出来、また、おしぼりは人肌に触れるという観点から、人体に優しい天然香料、もしくは医療現場で活用されているクリニックアロマのみに徹底的にこだわりました。この商品の開発による天然のアロマおしぼりは、活用先が従来の外食産業だけに限らず、化粧品メーカー、高級ディーラー、美容室、ネイルサロン、エステサロン、スパ、オフィスショールーム等へと拡がり、顧客価値の創出をする事が出来ました。また、海外からのオファーも多く、アメリカ合衆国や韓国、トルコ、ロシアへの出荷を通じて、温めたおしぼりに対する香りへのご要望が国内外問わずに高まっている事を物語っております。

さらに、一般に流通している紙おしぼりの香りに関しても再定義を図る為、天然素材を活用した環境に優しい最坪量の高級スパンレースおしぼりに、レモングラスから抽出したシトラールというクリニックアロマを付着させた「アロマペーパータオル」という商品も同時期に企画開発し、接客時のこだわりのおもてなしにご活用を頂いております。

おしぼりの素材開発

おしぼりをおもてなしツールとして接客時に出されるケースは多岐に渡り、不動産や女性下着メーカーのショールーム、IT企業のオフィスにまで需要がありますが、顧客ニーズとしてはより高級感のあるものが良いというご要望も数多く頂きました。

また、とにかく真っ白いおしぼりが良いがもっと触感があるものを、毛立ちがフワフワしたものを等ご要望は様々です。エンドユーザーの目線から掘り下げていくと、多品種少量生産にならざるを得ませんが、業務用商品という観点と現在の工場の物理的スペースから、様々な意見を最大公約したおしぼりの素材開発を検討いたしました。通常は、タオル商社からおしぼりを仕入れて洗濯洗浄する方法がおしぼり業のスタンダードですが、実際に、綿花からおしぼり縫製に至るまでの現場を目で見て確認をして、エンドユーザーのご要望を最大限に取り入れ、本当に顧客視点に立ったオリジナルおしぼりを開発する為、香港に駐在する紡績アドバイザーの指導を頂きました。また、これにいたりまして、ミシュランガイド東京版にも掲載された「銀座うかい亭」様の当時の店長様からもご意見を伺い、飲食店でも普通は提供される事の無い「おしぼり」の開発を2004年よりスタートさせました。

現在ではベトナムハノイ市の紡績工場への資本出資も行い、触感や風合いにまでこだわった最たくみ高級150匁おしぼり「匠」を市場に投入し、その後もエンドユーザーのご要望に合わせてラインアップを増やしております。「コンパクト・ラグジュアリー」をテーマとした、小判ながらもお洒落な桜色と柔らかい毛立ちと触感の「小桜」の市場提供も、2008年より開始をしてご好評を頂いております。

業務用おしぼり冷温庫、その他PB商品の開発

おしぼりはタオル地で出来ている為、シーンに合わせたおもてなしの出し方も重要な要素です。温めるおしぼりに関しては、中国の現地工場とのOEM開発により、当社オリジナルの業務用おしぼり冷温庫「Ray-on」を開発し、シンプル・低価格の全国通販により提供をしております。また、美容業界のエンドユーザーからは、真っ白で小型、低価格というご要望を組み入れ「スーパーホワイトキャビHOTTY(ホッティー)」を企画開発し、美容商社への卸販売をしております。現地への定期的な生産管理指導に加え、輸送上のトラブルによる初期不良を防ぐ為、日本国内における再度の全数検品によるクオリティ・コントロールにより、お客様に安全、安心な商品の提供を日々心がける様に努力をしております。

その他、おしぼりトレーもおしぼりを彩る重要なエッセンスと考え、幅広いラインアップを取り揃える事により、日本固有のおしぼり文化の提供方法をアナウンスしております。

現在では様々なビジネスシーンに合わせたコラボレーション企画により、飲料メーカーとのタイアップによる日本の”和”を表現したおしぼり開発の他、和紙メーカーとの共同開発等、様々な案件から、顧客ニーズにあったサービスを提供してまいりたいと考えております。

また、ベトナムでのタオル開発に関しては、タオルソムリエ資格の有資格者を社内からも3名輩出し、今後も良質でお客様から本当に求められるおしぼりの提供と、さらに今後は一層のお客様からのご要望を組み入れながら、おしぼりレンタル事業の創造的破壊を展開していきたいと考えております。